コーヒー豆の出し殻を無駄にしない再利用方法 | キャラバンコーヒー

コーヒー豆の出し殻を無駄にしない再利用方法

コーヒー豆の出し殻を無駄にしない再利用方法

ドリップコーヒーを淹れた後の出し殻は、どのようにされていますか。おそらく大半の方はそのまま捨てていると思いますが、コーヒーの出し殻には消臭効果や土壌改良などの驚くべきパワーがあり、捨ててしまうのはもったいないエコなアイテムと言えます。ここではコーヒー豆の出し殻を無駄にしない再利用方法をご紹介します。

コーヒー豆の出し殻には消臭効果がある

一見コーヒー豆の出し殻には利用価値がなく、ただのゴミと認識してしまうことが多いですが、コーヒーの出し殻は非常に優秀な消臭能力があり、市販の活性炭や消臭剤に匹敵するパワーを持っています。
昔から炭は消臭効果があると言われていますが、それは炭に無数の小さな穴があいていて、そこから臭いの元であるアンモニアなどを吸着して中和する働きがあるからだとされています。コーヒー豆も焙煎することで炭と似たような構造となり、小さく挽いてしまっても効果が衰えることはありません。またコーヒー豆の出し殻の水分量が多いほど臭いを吸着する研究データも出ており、コーヒーの脱臭能力に注目されています。

コーヒーの出し殻が効果を発揮する臭い

優秀なコーヒーの出し殻の消臭効果ですが、ある特定の臭いに対して特に効果を発揮します。コーヒーの出し殻が得意とする臭いには、以下のようなものがあります。

・トイレの臭い

トイレの臭いの原因となる成分は主にアンモニアです。コーヒーの出し殻は特にアンモニアをよく吸着するので、トイレにはうってつけの消臭剤と言えるでしょう。乾いている状態よりも湿った状態のほうが圧倒的に消臭能力は高いので、ある程度水を切ったら、紙フィルターから外して別の容器に移しましょう。カビが生えやすいので、夏場で1〜2日、冬場であれば3日程度を目安に交換するのが衛生的です。

・下駄箱の臭い

靴や足の臭いにもアンモニアが多く含まれていますので、靴の臭いなどがこもる下駄箱にもコーヒーの出し殻がおすすめです。濡れたままではすぐにカビが生えてしまいますので、コーヒーの出し殻を十分に乾燥させるのがポイントです。手っ取り早く乾燥させる方法として、フライパンで炒ってしまうほか、電子レンジで水分を飛ばしてしまう方法もあります。十分乾燥させたら目の細かい布袋に入れるか、大型のティーバッグなどに入れて吊るしておくようにしてください。消臭効果は2週間前後持続しますが、湿気の多い季節などは周りの水分を吸着してカビが発生することがありますので、時々チェックするようにしてください。

・タバコの臭い

コーヒー豆の出し殻はタバコの吸い殻にも高い消臭効果を発揮します。濡れたまま灰皿の底に敷き詰めることで、タバコの火消し効果があるのはもちろん、消えかけの嫌なタバコの臭いを吸着する効果もあります。こちらもカビが生えやすいので1〜2日を目安に取り換えてください。

そのほか、冷蔵庫の中や臭いがこもる密閉空間にも使うことができます。いずれも濡れたものは数日程度、乾いているものは2週間程度を目安に交換するようにし、コーヒー豆の出し殻がほかの物に直接触れないように注意しましょう。

コーヒーの出し殻のそのほかの利用方法

コーヒーの出し殻は消臭効果以外にもさまざまな用途に使うことができます。最近の研究では肥料として土壌改良を助けるだけでなく、雑草の成長を抑制する効果や、ナメクジなどの害虫予防も確認されているため、家庭菜園などをしている方にはぜひ利用してもらいたいと言えるでしょう。腐葉土やほかの肥料と一緒に混ぜることで効果が高まりますので、乾燥させておいて土作りの際に使ってみてください。

このようにコーヒー豆の出し殻には消臭剤として利用できるほか、土作りの材料としても最適なリサイクル資源と言えます。今まで捨てていた方は、今から出し殻を再利用してみてはいかがでしょうか。

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