創業者 永田 一郎は取扱商品の中で、特にコーヒーの香りと風味の素晴しさに魅せられ、独学で研究を重ね、産地による風味の違いや焙煎・配合(ブレンド)による味創りで、限られた原料を最大限に活かした"ブレンドコーヒー"の開発を進めました。 モカやサントスといった積出港の名前に由来したコーヒーが主流の時代、独自のブランドとして命名したのが『キャラバン(Caravan)』ブランドでした。
『東アフリカやアラビア半島で収穫されたコーヒーが麻袋に詰められ、ラクダの背中に積まれ砂漠の中を積出港に向けて『隊商(Caravan)』によって運ばれて行く姿、決して早くはないけれど堅実に実直に進む『Caravan』のイメージを、日本人にとってまったく新しい飲み物であったコーヒーを啓蒙、販売していく長い道程に重ねていたに違いありません。